FCN定例セミナー 明日の商品作りのための企画開発を考える
第3回 「市場へのアンテナの建て方」
1 市場を動かす情報とは
同じ道徳観や価値観で、同じ情報の提供を受け、許容範囲の広い可処分所得で動く。
相対的に判断し自らの独自性を嫌う。叩き台から生まれるオリジナルで行動する。
2 日本のマスコミ事情
情報のハブ化が極端に進行しており、マスコミ情報の90%近くを東京で処理。
東京の生活感覚やライフスタイルが全ての判断基準。
本質的なジャーナリズムは自己規制が働きマスメディアに登場しない。
3 収集可能な情報と選択
紙媒体のアイデンティティーが突出して高い。
媒体別のインパクトと保存性を柔軟に使いわける消費者とトレンドセッター。
4 言葉を集めることの大切さ
ほぼ全ての思考が言葉によって行われるタイプの消費者が圧倒的に多い日本人。
言葉の使用方法に暗黙の契約が詰め込まれた独自の地域文化の存在。
5 日本語の加工方法とコンテンツ
1文字に意味と音の両方を当てた、世界でも珍しい言語形態の日本語。
記述時のデザインで視覚的に判断される情報量が多い。
6 心を動かすメディアを作るのに役立つ、先輩達のヒント
歌舞伎、オペラ、宝塚歌劇、久保田万太郎、星新一、J・キャンベル、池上彰、
次回4月22日は「新・健康志向商品とは」をテーマに、現在の市場が求める多様な健康を、
ヒット商品化する方法について考えます。