秘密のケンミンSHOW(日テレ系)をご覧になった事はありますか?
日本全国にある地方独特の食べ物や食習慣、
さらには生活習慣から方言まで、
これまであまりメディアで紹介されることのなかったモノを、
幅広く取材するバラエティー番組です。
日本のマスコミはその大半が東京に集中しているため、
空港ではありませんが、かなりの情報ハブ化が進んでいます。
全国から発信される情報は、一旦全て東京に集められ、
東京のマスコミ及び情報関係者によって
東京の生活習慣や感覚で整理選択されて、
その後、全国に再発信されています。
一方で、日本人特有の情報処理上の心理に
自分の行動、習慣は、皆も同じと思い込むクセ(?)があります。
その為、地域(東京も含む)で当たり前のことは、全国でも当たり前と考え
情報として東京に向け発信されてきませんでした。
なんでこんな事知らなかったのだろうと思う情報があるのは、そのせいです。
つまりマスメディアからは「当たり前」のことは情報として入手しにくいのです。
これが逆に意外性を生み、この番組の面白さの原点になっています。
考えてみると最近ブームアップしてきたB級グルメも同じ情報スタイルですし
栃木弁がセールスポイントの漫才コンビがヒットする時代ですから
ある意味で、地方再発見の時代なのかも知れません。
それならこの情報発信方法を利用すると、町おこしの起爆剤にできますし、
マスメディアやテレビの協力も得られ、ヒット商品も作れます。
それにしても、番組内で大阪はいつもターゲットにされ
「ヒミツの大阪」コーナーとして取り上げられますが、
反対に関西人から見た東京を「ヒミツの東京」としてまとめると
魚屋の店頭で、魚がヨコに並んでいる。(関西ではタテに並んでいます)
カツレツの中身が豚肉である。(私は東京に来て初めてトンカツを食べました)
うなぎが背開きになっている。(どうしてうなぎだけ背開きなんでしょうか)
いなり寿司が四角で、おまけに具が入っていない。(三角で、ニンジンとゴボウが入っています)
お葬式の門前に花輪を並べる。(関西では、しきびを並べます)
関西の判断基準で見ると、東京は変な事だらけです。
それにしても、東京の地方に対する上から目線にはチョット引っかかります。
我が家でも、ただ一人地方出身者の私に対する家族の目線が・・・!?